金ケ作保育園 園長 石井
園長インタビュー
インタビュー記事
保育士になった理由
高校生の時に部活の先生といろいろトラブってしまって、すごく落ち込んで帰っている途中で親子連れにあいました。その子供が私に、にっこり笑って手を振ってくれたんです。
落ち込んだ嫌な顔をしていたと思うんですが、そんな私に手を振ってくれたことがとても嬉しくて、元気が出たんです。
この子たちの中で将来仕事をしたいな、一緒に過ごしたいなと感じたのがきっかけでした。
どんな子供に育てたいか
社会に出た時に適応できる人間を育てたいなと考えております。
5歳までに基本的な生活習慣がついていれば、どこに出ても適応できると思います。
遊びの中での子供たち同士の関わり合い、保育士との関わり合い、また、地域の方たちとの関わり合いの中でいろいろなことを学び取って、いろいろな経験を積んでほしいと思いますし、いろいろなことに挑戦しようという気持ちを育てていきたいと思っています。
取り組みについて
絵画教室
子供たちは絵を描くことが大好きなのですが、自分の気に入った色しか使わないことも多く、また、絵を描くのが苦手な子は、苦手意識が先にたって時間だけが過ぎてしまい、途中で嫌になったりします。
そこで、絵画指導専門の先生を招き、楽しみながら感性を高める指導をしていただくことにしました。
リトミック
子供たちがリズムを楽しみ、音楽に親しんでほしいという思いから始めました。
リトミックでも専門の先生にお願いし、指導していただいています。
楽器を持ったり、ピアノの音に合わせて体を動かしながら、良い笑顔で楽しんでいる姿を見ると、導入して良かったなと思います。
体育指導
体を楽しく自由に動かすために、どのように動かしたら良い刺激が得られ発達につながっていくのかを学ぶために体育指導を導入しました。
もちろん専門の先生にお願いしました。
始めてから8年ぐらいになりますが、もっとも成果を感じることができるのが運動会の組体操です。
子供たちにとっては、一緒に一つのものを作り上げることで達成感を得ることができ、保護者の方はその姿を見て成長を感じることができます。
また、最初は私服でやっていたのですが、ちょっとふざけたり、遊び感覚の度合いが多いのを感じたので、何か子供たちに変化をもたらすことはないかと、保育士全員で考えました。
そこで「体操服をみんなでそろえようか」ということになりました。
導入してみたところ、子供たちの取り組む姿勢や顔つきが変わったんです。
服装を変えたり外部の先生を呼ぶことで刺激を受け、子供たちは体で覚えていくんだなと感じました。
避難訓練について
避難訓練は毎月一回行っております。
災害はいつ来るのかわかんらないので、何も知らせずに館内放送をかけてみたり、サイレンを鳴らしたりします。
子供たちは突然の出来事にも慌てることなく、保育士の方を見て、保育士の声かけによって行動できるようになりました。
3.11の時も子供たちは寝起きだったのですが、泣いたりパニックになることもなく動けていました。
避難訓練の成果が出ているのだと思いました。
不審者対策について
毎月、さすまたの使い方などの研修を行い、とっさの時の共通理解ができています。
防犯カメラも設置し、保護者の方に子供たちを安心して預けられるとの声をいただいております。
なのはなカフェについて
保護者の方が一日お仕事をしてお迎えに来た時に、ちょっと一息ついていただきたいという思いから始めました。
担任もカフェの担当をしておりますので、普段話せないことなども話す機会ができ、私たちと保護者との良い関係が築ける場になっていることを実感しております。
園庭開放について
園庭開放は毎週木曜日に実施しております。
お子さんと二人だけという核家族の方も多い中で、孤立することのないようにという思いで行っております。
同じ月齢のこと一緒に過ごしながら給食も食べ、食べさせ方やトイレのこと、オムツを外す時期など、不安に思っていることを、保育士と一緒に考えていけたらと思っております。
お友達と一緒に来られる方も多くみられますので、お気軽にお立ち寄りいただければと思います。
保育士について
まず言えるのが、勤続年数が長いということです。
理事長が環境を整えることにすごく力を入れてくれるので、長く勤めていられる要素かなと感じています。
また、一度結婚などの理由で辞めた後も、子育てを終え、またお仕事してみたいなという気持ちになった時に、金ケ作保育園に戻って来てくれて、再び一緒に働いているケースが多くあります。
保育園にとっては、自慢の一つです。
メッセージ
金ケ作保育園は、園庭がとても広くて、子供たちが伸び伸びと自由に遊べる園です。
ぜひ一度、その広い園庭を見に来てください。
どうぞ、よろしくお願い致します。